CADの機能をきちんと把握していないとミスが起きる?

2017年7月29日

手描き製図のメリットは?

今どき手描きで製図をしているなんて!と驚く人もいるでしょうが、CADを導入していない会社や事務所はたくさんあります。その理由のひとつに、手描きの方がミスが少ないという点があります。

CADで製図すると、簡単な操作で自動入力してくれる機能がたくさんあります。例えば寸法線がそうです。始点と終点をクリックするだけで、寸法線を引いて数値も自動で入力されます。自分で設計して、寸法がしっかり頭に入っていれば、数字を見たときにすぐに点のクリックミスに気が付くかもしれませんが、まだ新人のCADオペレーターなら、気付かずに製図をすすめてしまう恐れがあります。特に全体を表す組図や外観図面の製図をする際に、このようなミスが起きやすいです。

CADの機能を正しく理解しよう

寸法線の入力ミスを無くすのに有効な方法が、CADの「スナップ機能」の設定に注意することです。スナップ機能とは、カーソルの一番近くにある点を推測して選ぶ機能です。正確に点をクリックしなくても、点の近くでクリックすれば選択されるので、操作性がよく便利な機能ですが、点が集中している場所ではミスが起こりやすい危険もあります。

また、設定の内容によっては、実際には存在しない点を選ぶこともできます。例えばグリッド線の交点です。建築図面の場合、モジュールが決まっているのでグリッド線を使うのが一般的で、CADのスナップ機能でもグリッド線の交点を選択できるように設定している人が少なくありません。けれど、部分的にグリッドを無視した設計を行うのはよくあることです。

グリッドの交点をスナップしないように設定することで、寸法の入力ミスは大きく減らせます。

電気CADとは、電気設計に特化されたCADのことです。これを使えば、今まで多くの時間が掛かっていた電気設計の工数を大幅に減らすことが出来ます。